キャリア相談室

使えない⁉︎コンサル出身者が事業会社で陥る4つの罠とは?

「まずコンサルティングファームを経験してポータブルスキルを身につけ、そのあと事業会社に転職し自社サービス企画に携わりたい」そう考えている人も多いのでないだろうか。

しかし、コンサル出身者が事業会社に転職後に苦戦するケースは多く、「これだからコンサル出身者は使えない」と言われてしまうこともある。

今回は「コンサル出身者が陥る4つの罠」というテーマで記事を書いた。

コンサルから事業会社への転職を考えている人には必ず役立つ内容なので、ぜひ最後まで読んでほしい。

コンサルから事業会社に転職を希望するなら、まずビズリーチに登録しよう。

ビズリーチは高年収の事業会社の求人が多く、優良企業から直接スカウトを受けられるサービスだ。

登録するだけで優良求人情報が勝手に集まってくるので、良い意味で楽して転職活動を進めたい人にはおすすめだ。

コンサル出身が陥る4つの罠

コンサル出身者が事業会社に転職した際に、共通して陥りがちな4つの罠がある。

  • 戦略よりも大切な「実行」ができない
  • 顧客理解が浅い
  • 「失敗しないこと」にこだわり成果が出せない
  • 論理性を追求しすぎて人の”感情”が理解できない

一つ一つ詳しく見ていこう。

戦略よりも大切な「実行」ができない

まず事業会社で突き当たる壁として多いのが「実行が伴わない戦略には価値がない」問題だ。

この問題が発生する原因を考えるに当たって、まずコンサル会社と事業会社の働き方の違いを理解する必要があるだろう。

コンサル会社のメイン業務は「戦略立案」だ。クライアントの事業課題を分析し、成長戦略を提案するのがコンサルタントの仕事である。

意地でもクライアントに提案を通さなければならないため、わかりやすい図表とロジカルに算出された数字を用いて美しいパワーポイント作成することに命をかけるコンサルタントも多い。

一方の事業会社では、「事業は生もの」と言われるように未来のことは不確定で、1クオーター前に決めた戦略が無しになることもある。(特にスタートアップなら日常茶飯事だ)

未来のことなどわからないので「ざっくり」戦略を決め、まずは施策を小さくテストして改善する(俗に言うPDCAサイクルを回す)のが事業会社での働き方だ。

事業会社では、戦略の緻密さよりも「実行力」の方が大切といっても過言ではない。

「無駄に綺麗なパワポ作る暇があるなら、施策の1つや2つ試してPDCA回してくれよ」と思われないよう注意が必要だ。

顧客理解が浅い

事業成長のために最も大事なことは?と問われると、筆者は間違いなく「顧客理解」と答える。

それっぽいアンケートを行い、エクセルで分析しただけでは顧客を理解したことにはならないので注意だ。

とにかく泥臭く、繰り返し顧客理解に努めないと、本質的なニーズが見えてくるはずもない。

また、サービスを出し、顧客のフィードバックをもらい、ひたすらに改善を繰り返す「PDCAサイクル」が顧客理解のためには欠かせないが、コンサル出身者はPDCAを回すのが苦手な人も多い

頭はいいが顧客理解が浅く成果を出せない人」になるリスクには気をつけよう。

「失敗しないこと」にこだわり成果が出せない

失敗を過度に恐れて消極的になり、事業会社で成果が出せないことも多い。

コンサルは基本的には「クライアントワーク」であるため、顧客ニーズを汲み取り、顧客満足度を最大化することが重要だ。

しかし「顧客満足度が低いと契約が切られ、社内評価も下がってしまうのではないか」と失敗を恐れるがあまりに、数字の緻密さや仮説の精度をあげることばかりにこだわってしまうこともある。

一方事業会社では、基本的には「失敗してナンボ」という考えを持っていることが多く、まずは動いてみて失敗したら都度起動修正すれば良い。

「七転び八起き」、何度失敗しても最後に成功したら良し。事業会社はそんな世界だ。

失敗を恐れて行動量が足りず、なかなか結果が出ないことはコンサル出身者のあるあるなので要注意だ。

論理性を追求しすぎて人の”感情”が理解できない

コンサル出身者は論理的に正しく考えて答えを導き出すことが染み付いているが、その癖が事業会社での仕事の妨げになることもある。

もちろん論理的に考えること自体が悪いわけでなく、ここで言いたいのは「論理」や「正しさ」のみを追究した結果、それ以上に大切な「感情」への配慮を忘れてしまうことがあるということだ。

例えばアイデアを壁打ちしたい相手を思わず論破してしまったり、論理性に欠けるアイデアを切り捨て、ワクワク感のない職場にしてしまうなどだ。

自分は正しいことをしているつもりでも、知らぬ間に「あの人頭はいいけど、感じ悪いよね」と嫌われてしまえば元も子もない。

論理と感情は二律背反ではなく、両方大切にしなければならない。

それが理解できないと事業会社で働く上で大きな足枷になり得るので注意しよう。

事業会社で成果を出すために必要なこと

コンサル出身者が事業会社に転職して苦労するパターンを紹介したが、環境が変わっても成果を出せるビジネスパーソンであるためにはどうすれば良いのか、この次に解説していこう。

結論、コンサル出身者が事業会社で成果を出すためには以下の3つの点に気をつけるべきだ。

  • 非合理を受け入れて寛容になる
  • 現場感を最も大切にする
  • 事業作りを楽しむ

非合理を受け入れて寛容になる

コンサル出身者がよく陥る罠について説明したが、これらを回避するために手っ取り早いのは「非合理を受け入れて寛容になる」ことだ。

日々事業に向き合っていれば、毎日想定外のことが起きる。

非論理的で理解不能なアイデアを押し付けられることもある。

戦略を考えても現場で実行されず頓挫することもある。

事業会社は非合理的な事象の連続が起こるのが当たり前なので、これらを受け入れる寛容さがないと、事業会社でやっていくのは難しいだろう。

「起きた問題は仕方ないので、みんなでどう解決するか考えよう」と思えれば、きっとあなたは事業会社でも活躍できるだろう。

現場感を最も大切にする

何度も繰り返しになるが、事業会社において「顧客の気持ちを理解すること」は非常に重要だ。

顧客理解に全身全霊を捧げられなければ、絶対に結果は出ない。

顧客の気持ちを理解するためには、「現場感」が重要な要素になってくる。

「いつ、何歳のどんな人が、どんなシチュエーションで、なぜサービスを使うのか」を一番知っているのは現場だ。

現場理解のないままマネージャーにもなれば、現場メンバーとの温度差は開くばかりだろう。

前職である程度結果を出しマネジメントも経験していれば、プレイヤーではなくマネージャーとして事業会社に転職することもあるが、あえて現場感覚を身につけるためにプレイヤー業務を行うのも有効だろう。

事業作りを楽しむ

結局のところ、事業会社において一番大切なのは「事業作り」自体を楽しむことである

「好きこそ物の上手なれ」ということわざにもあるように、自社事業に没頭・熱中して取り組める人が結果的に成果をあげるのだ。

自社のサービス・事業を心から愛して、一緒に事業を作る仲間にも愛を持って接して、事業成長のためのプロセス自体を楽しむ

これこそが事業会社で成功する秘訣であり、事業会社で働く醍醐味でもある。

コンサル時代に培って事業会社に転職後に役立つスキル

ここまではコンサル出身であるが故に事業会社で苦労するパターンを紹介したが、コンサル時代に培ったスキルが事業会社においても活きることも多々ある。

特に以下の3つのスキルは事業会社でも重宝される場合が多い。

  • 論理的思考力
  • ハードワークスキル
  • 高度なタスク処理能力

論理的思考力

先ほど「感情を理解し非合理を受け入れることが大切」と述べたが、もちろん前提として論理的思考力(ロジカルシンキング)は大切だ。

論理的思考力は事業の課題発見や課題解決に役立つのはもちろんのこと、無駄な工程のカットなどにも活きるので、非常に汎用性の高いスキルの一つだ。

徹底した合理性が要求されるコンサルティングファームは、論理的思考力を鍛える「道場」のような環境なので、その経験は事業会社でも活きるだろう。

ハードワークスキル

コンサルファームでは、プロジェクト佳境の時には深夜残業や連夜の徹夜が必要になることもある。(特に外資系のコンサルファーム)

このため多くコンサル出身者は、肉体的・精神的にハードな仕事でもやりぬける「タフさ」を兼ね備えていることが多い。

「難しい課題でも諦めず最後までやりぬく力をもった強い人材」と評価され採用されることも多い。

近年は働き方改革の波もあり深夜まで働くことは正義ではないが、ここぞというタイミングでハードワークができる人材は貴重だ。

高度なタスク処理能力

コンサル出身者は、プロジェクトにかかる膨大なタスク処理をこなす能力に秀でており、このスキルは事業会社で重宝されることも多い。

筆者の友人はかつて「マッキンゼー(のコンサルタント)は、並の人間が1時間かかることを15分で終わらせる」と話していたが、まさに本質をついた言葉だろう。

タスク処理能力が高いことで空いた時間でより本質的な思考をしたり、意味のある仕事に取り組むこともできる。

事業会社への転職でおすすめな転職エージェント

事業会社に転職するなら、転職エージェントをフルに活用しよう。

ここでは事業会社の案件に強いエージェントに絞り、その中でも特におすすめな3社を紹介していく。

ビズリーチ

事業会社に転職したいなら絶対に登録すべき転職サイトだ。

ビズリーチはハイキャリアに特化しているサービスなだけあり、年収や福利厚生が非常に良い案件を多く保有している。

イメージとしては年収600万円以上を目指す方が使うサービスなので、ある程度キャリアやスキルに自信がある人はぜひ登録しよう。

さらに、ビズリーチでは必要情報を登録するだけで企業側からスカウトメールを受けられるので、自分で求人を探すのが面倒な人にはおすすめだ。

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JACリクルートメント

JACリクルートメントはハイキャリア層向けの転職エージェントで、外資系企業や国内大手事業会社の案件に強い。

年収500万円以上の方が主な対象なので、一定のスキルや経験に自信のある人はぜひ登録したい。

JACはハイキャリア特化なだけあり、キャリアコンサルタントの質がよく転職成功率も高い

また企業ごとに担当者が付いているので、会社の内情まで深く理解したコンサルタントから直々に選考アドバイスをもらえるので内定率が高いのだ。

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リクルートエージェント

リクルートエージェントは業界最大手の転職エージェントだ。

圧倒的な求人数手厚いサポートがウリで、ビズリーチやJACリクルートメントを使うにはややキャリア・スキルが足りない…という人にはこちらがおすすめだ。

リクルートエージェントは、はじめて転職活動をする人へのサポートも厚い。

専属のキャリアカウンセラーが履歴書や職務経歴書の書き方のコツから選考対策まで行ってくれるので、かなり深めにサポートしてもらいたい人におすすめのエージェントだ。

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まとめ

「コンサル出身者が事業会社で陥る罠」というテーマでお伝えしたが、いかがだろうか?

最後に内容をまとめて振り返ろう。

【コンサル出身者が陥る4つの罠】
①戦略よりも大切な実行ができない
②顧客理解が浅い
③「失敗しないこと」にこだわり成果が出せない
④論理性を追求しすぎて”感情”が理解できない

【事業会社で成果を出すために必要なこと】
①非合理を受け入れて寛容になる
②現場感を最も大切にする
③事業作りを楽しむ

【コンサル時代に培って事業会社に転職後に使える能力】
①論理的思考力
②ハードワークスキル
③高度なタスク処理能力

事業会社で活躍するためには、当事者意識と責任感を持って仕事に向き合う姿勢が求められる。

コンサル時代に培った経験を活かすのは良いが、むしろ「新卒入社」くらいのゼロベースな思考で仕事に臨む方が結果は出やすいと思う。

「やっぱコンサル出身は頭でっかちで使えないな…」と思われぬよう、事業会社での働き方を理解してから転職をするのが良いだろう。

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