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29歳の転職は年齢的に遅い?20代最後の年齢の転職を成功させよう

この記事を読んでいるあなたは29歳で転職を考えているのではないだろうか?

転職には遅いのではないかと不安もあるかもしれない。

そんなあなたには、20代のうちに転職するべきだと伝えたい。

特に未経験職種の場合、30を過ぎると求人が少なくなるためだ。

もちろん、まだ20代だからといって、簡単に転職できるわけでもない。

きちんとした対策が求められる。

この記事を最後まで読み、29歳のあなたが今後どのように転職活動をしていくべきかを参考にしてほしい。

29歳の転職は年齢的に遅い?

結論から言えば、29歳からの転職は遅くない

転職サイトdodaの転職成功者の年齢層の割合によると、25~29歳が一番転職に成功している(下の図を参照)。

次いで30~34歳は、23.1%、そして40歳以上は14.4%と年齢を重ねるごとに成功率が低くなる。

29歳が転職のベストタイミングだと言えよう。

転職成功者の年齢の割合
doda転職成功者年齢調査より

29歳で転職するメリット

29歳で転職することへのメリットは大きく分けて以下の3点だ。

①未経験でも異業種への転職が可能
②ポテンシャル採用が見込める
③Uターン転職も可能

未経験でも異業種へ転職が可能

29歳は異業種への転職が可能な最後の年齢といっても過言ではない。

29歳とはいえ、まだ20代。
若さや柔軟性を期待したポテンシャル採用があるためだ。

現に、30歳以上になると未経験者の求人はグッと少なくなる。

諦めきれない夢や挑戦してみたい仕事があるなら、今のうちに挑戦してみることを薦める。

特におすすめな業種は、小売店やエステなどのサービス業エンジニアである。
未経験であっても比較的に転職が容易である。

ポテンシャル採用が見込める

29歳は、大卒でも社会人経験を5年以上は続けた年齢である。

そのため20代前半の転職者と比較して経験が豊富であり、新人教育などを担当した人もいるだろう。

30代になるとマネジメントを任される機会も多いため、即戦力としての期待からキャリアアップも狙える

特に同業種への転職には、ある程度の専門的な技術や実績が既に備わっているため、成功すれば、今よりも高いを年収を得ることもあるだろう。

Uターン転職も可能

地元での転職を視野に入れている人もいるだろう。

Uターン転職をするには早すぎるのではないかとの不安からなかなか踏み込めない人は安心してほしい。

29歳はUターン転職にも適年齢なのだ。

かつては、老後にUターン転職をする人が多かった。

しかし、ふるさと回帰支援センターによると、近年は20代、30代のUターン転職者が増加傾向にある(下の図を参照)。

29歳は体力もまだあり、組織にも馴染みやすい年齢だ。

キャリアアップが転職の理由ではないのならば、地元への転職も視野にいれてみてもいいだろう。

ふるさと回帰センター利用者
ふるさと回帰支援センター2019年2月ニュースリリースより

29歳で転職するデメリット

もちろんメリットばかりではなくデメリットもあるので、一つひとつ確認していこう。

①求人倍率が高い
②実績のないと困難
③年収が下がる可能性もある

①求人倍率が高い

2019年度のデータでは、29歳前後の転職率はここ10年で最大になっている。(政府の労働力調査より、下の図を参照)

25~34歳の転職者数は86万人を超え、どの年齢層よりも多い。

就業人口の減少により、不足した20代~30代前半の若い人材を補充しようとする企業が増えたためだ。

これは、29歳での転職は可能であると同時に、同世代のライバルが多いことを示している。

求人倍率が高くなりがちだと覚悟して転職に臨む必要がある。

年齢階級別転職者数及び転職者比率の推移
政府の労働力調査より

②実績がないと転職活動は難航する

20代のうちはポテンシャルを重視した採用が多いが、実績が不要という意味ではないので注意しよう。

30歳手前にもなると、即戦力かどうかも十分な採用の判断材料であるためだ。

何も実績をあげていない場合は「業務遂行力に欠けている」と見なされ、転職活動は難航する可能性が高い。

業績結果を示しにくい場合は、自身のリーダーシップ性環境適応能力などの自身の強みにアピールしよう。

こうした能力はソフトスキルと呼ばれ、資格とは異なり、客観的に評価できる尺度がないが、業種を問わず必要な能力だ。

特に、「自己認識」「自己管理」「社会的認識」「関係者管理」は、チームで動くためのコミュニケーションスキルに繋がるため、面接官も重視しやすい。

転職するにあたり、意識的にソフトスキルを磨くのをおすすめする。

③年収が下がる可能性もある

年収が上がる可能性を先述したが、残念ながら転職後に年収が下がってしまうこともある

基本的には現職(または前職)の年収を基準に転職後の年収は決まるが、未経験職種への転職の場合は収入ダウンすることが多いので覚悟が必要だ。

まず転職をする際に、年収、やりがい環境などの重視するものを決めておこう。

条件の優先順位を明確にすることで、入社後に「やっぱり年収が高い企業に転職すればよかった」との後悔も防げる。

「こんな29歳なら欲しい!」採用したくなる転職者の特徴は?

企業が採用したくなる人材には、ある共通の特徴がある。

①その業界と業種に詳しい
②前職で実績を出している
③リーダー性がある

あなたは当てはまるだろうか?ぜひチェックしてみてほしい。

①その業界と業種に詳しい

繰り返しになるが、企業側は29歳の人に、ポテンシャル以外の部分も求めている。

転職先の企業研究と業種への理解がある候補者は、研修がなくともすぐに働ける即戦力として評価される。

転職先のことはもちろん、業界のことまで詳しく知っているとなお望ましい。

業界の中での企業の立ち位置を把握できれば、「会社の課題は~で、自分が入社したらこんな形で解決できる」「このライバル企業と差をつけることができる」など効果的なアピールができるだろう。

②前職で実績を出している

もしあなたにアピールできる実績があるのならば、他の候補者よりも転職活動を優位に進められる

29歳といってもまだ20代、目立った実績がない人も多いため、ここで差別化を図れるとよい。

実績は「売上○円→売上○円(達成率○○%)」といったように、定量的かつ具体的に伝え、また「結果を出すために工夫したこと」も忘れずに話そう。

この実績を会社の成長への貢献に絡めて話す工夫を加えると、ひとりよがりにならない印象を与えられるだろう。

③リーダー性がある

30代になるとリーダシップを発揮してチームをまとめるマネジメント職(管理職)を任される機会も増えるため、備えておきたい。

「小さくてもチームを率いたことがある」「メンターとして新人教育を担った」などの経験は面接官に好印象を与えられる。

様々な企業でマネジメント人材は不足しがちなため、リーダーの素質のある20代後半を採用し、早いうちから育てようとする動きが広がっているのだ。

リーダーを担当したことがなくとも、「会議の際にはチームの話をよく聞き、まとめることで、多様な意見をプロジェクトに反映させた」といったように、チームをまとめた経験を可能な限りアピールしてみるとよい。

「こんな29歳は難しい…」採用を見送られてしまう転職者の特徴は?

採用したいと思われる人がいる一方で、同じ29歳でも採用見送り対象になってしまう人もいる。

①理想のキャリアが描けていない
②転職理由がネガティブ
③ポータブルスキルが欠如している

①理想のキャリアが描けていない

29歳はポテンシャルを見込んで採用してもらえる分、今後どのようなキャリアを歩んでいきたいのか明確に言えないと採用は難しい

将来どうなりたいのか?」というキャリアプランが明確なことが好ましいのは、たとえ困難な状況に陥ったとしても、将来の理想の姿に近づくための「試練」と捉えて踏ん張れるからだ。

しかし、言い換えれば理想のキャリアがある人は、比較的にスムーズに転職できるのだ。

面接でも5年後、10年後のキャリアプランを聞かれることはある。

理想の姿を思い描き、具体的なキャリアプランを企業に示すことで、入社後のミスマッチを防防ぐこともできる。

②転職理由がネガティブ

よほど労働環境が劣悪でもない限り、前職に対する不満が転職理由だと、転職活動はあまりうまくいかない

そもそも100%満足できる環境は、どこを探しても見つからないだろう。

後ろ向きな人間と捉えられ、自ら状況を打破する力の乏しい人間だと評価されてしまう傾向にあるのだ。

「逃げ」の転職は面接官に悪印象を与える他に、あなた自身が転職を繰り返す”ジョブホッパー”になる懸念があるのだ。

転職回数が3回を超えていると、すぐにやめてしまう「リスク人材」と見なされやすい。

「前職のこれが嫌だった」ではなく「前職ではできなかったこれに挑戦したい」というように前向きな理由を持つと良いだろう。

③ポータブルスキルが欠如している

転職を考えているあなたは「ポータブルスキル」という単語をよくきくかもしれない。

ポータブルスキルとは、その名前の通り、持ち運び可能な能力のことだ。

つまり、業種や職種が変わっても要求されるスキルのことを言う。

積極性」、「几帳面」などのその人のことを表す性格や人柄から、「計画力」や「説得力」、「傾聴力」などの能力も含まれる。

ただ「社会人基礎力なのにまだ身についていない…」と思う人も安心してほしい。

これまで社会人経験を積んできた中で、何かしら上記の能力が発揮されたシーンがあるはずだ。

ぜひ、改めてこれまでの仕事の中で活躍した場面を振り返り、新しい環境で活かせないかチェックしよう。

【男女別】29歳の転職で気をつけるべきこと

性差によって、転職にあたる注意は変わってくるので確認してみよう。

【男性】家庭を持ちたいならそれなりの収入が必要
【女性】家族の了承を得ているか
【男女共通】転職サイト・転職エージェントを活用するべき

【男性】それなりの収入が必要

将来家庭を持つことを考えている場合、転職先でそれを支えていけるだけの収入が期待できるかが大切となる。

「成果に応じて収入が上がっていく企業に転職して成果を出し、結婚後の生活費や子供の養育費などを払えるようにしておく」など長く将来を見据えた転職活動にしよう

【女性】出産休暇や育児休暇を得られる職場か

女性の平均初婚年齢はちょうど29歳だ。

家族の同意や理解を得た上で、転職に臨むのが好ましい

将来的に子供が欲しいと考えている場合、転職先に産休・育休制度が整備されているかはよく確認しておこう。

厚生労働省の調査によれば、女性の育休取得率は8割を超えるものの、依然として育休取得数が少ない企業もあるのが事実だ。

入社後の認識のズレがないよう、企業HPや転職エージェント、口コミなどから情報収集できると良いだろう。

【男女共通】転職サイト・転職エージェントを活用するべき

29歳で転職を成功させたいなら、転職サイト・転職エージェントは絶対に活用しよう。

当サイトでおすすめしている転職サイトはビズリーチだ。

第一に、他の転職サイトよりも求人の質が良い。

さらに、職務経歴書を登録することで企業からスカウトをもらえるので、自分のニーズがある業界や採用強化している企業がわかり、効率よく転職を進めることができる。

転職エージェントでは、あなた専属のキャリアアドバイザーがつき、あなたの適性や強み、希望などをすり合わせた上でサポートしてくれる

さらに履歴書・職務経歴書の添削面接対策、さらには年収交渉までサポートしてくれるので、心強い味方となるだろう。

転職サイトと転職エージェントを上手く使えば、転職の成功率はグッと上がるだろう。

29歳の転職体験談

ここからは、29歳での転職活動に関するツイートを紹介していく。
転職に成功した人年収が下がったけれどやりがいを感じている人後悔している人などリアルな実状がわかるので、転職する前にぜひ参考にしてほしい。

アラサーからの転職は簡単じゃないが、無理ゲーではないです。ぼくは29才未経験でWEBエンジニアに転職しましたが、最後まで諦めなかった心と、愛嬌で無理やりねじ込んでもらいました。その代わり鼻で笑われて落とされたことも10倍ありましたが

https://twitter.com/AzumaxDeveloper/status/1260012817656111104?s=20

29歳 電験3種  34歳 電験2種

上記2つの条件で転職サイトに登録したことあるけど前者の方が多くの良案件が来ました。後者の年齢になると案件の質も数も減少。

つまり転職市場で評価されるのは 年齢>>資格のレベル なので早く動いた方が勝利を掴めます。

https://twitter.com/SHBBAG3/status/1253606039196336129?s=20

そういえば同期入社に 29歳女性、プログラミング経験どころか業界経験なし(異業種からの転職中途入社、コンパイルって何?レベル) って人がいたけど、なんとかなってましたねぇ まぁ3ヶ月研修+元接客業でコミュ力抜群 だったのもありますが

https://twitter.com/myayun_gil/status/522217142440058880?s=20

僕は29歳で未経験転職したので、年収かなり下がりましたね。でも同じく全く後悔してなくて、めっちゃ楽しいです。 もちろんお金は欲しいですけど、自分のやってみたい!を最重要視しました。

https://twitter.com/s_szk31/status/1240238266198048771?s=20

実はかなり勉強していました。 29で異業種転職とかするもんじゃないよホント。

https://twitter.com/HanseN_A900/status/264047566642102272?s=20

29歳の転職でおすすめの転職サイト・転職エージェント3つ

ここからは、29歳で転職活動をする人におすすめの転職サイト・エージェントを紹介していく。

自分が受かりやすい企業を効率よく探すにはエージェントの活用が最も効率的である。

ぜひ登録して、キャリアアドバイザーと相談しながら転職活動を成功させよう。

【29歳におすすめ転職サイト・エージェント】

①ビズリーチ:年収アップしたい人向け

多くの企業がビズリーチで中途採用をかけているので、まずは登録しておきたい転職サイトだ。

優良求人の割合が高く、年収アップ・キャリアアップを望むなら、ぜひ登録して活用したい。

ビズリーチには「スカウト機能」があり、企業やヘッドハンター(転職エージェント)からスカウトメールが送られて来る。

どのくらいのスカウトメールが来るのかで、自分の転職市場価値がわかるはずだ。

非公開求人の数も他のサイトと比べてかなり多いので、登録しておいて後はスカウトを待つのみだ。

公式サイトはこちら

②JACリクルートメント:ハイキャリアを目指したい人向け

JACリクルートメントは、外資系企業への転職に強い転職エージェントだ。

高収入を目指すなら登録しておきたい。

30代以降がメイン登録者だが、29歳でも登録は可能だ。

現年収が500万以上あり、さらに年収アップを目指すならおすすめだ。

担当コンサルタントは少数精鋭で、質の高いサポートが期待できる。

また他のエージェントとは違って、各企業ごとに担当のキャリアアドバイザーがつくのが特徴だ。

そのため、企業の内情を深く理解した上でアドバイスをくれるので非常に為になるだろう。

公式サイトはこちら

③アクシスコンサルティング:コンサル志望向け

アクシスコンサルティングはコンサル業界に特化したエージェントだ。

元コンサルファーム出身のキャリアコンサルタントが多く在籍しているのが他社にはない特徴だ。

受かるための対策はもちろん、コンサル業界の働き方やキャリアなどの「コンサルの内情」にも精通している。

未経験からコンサルティング業界への転職実績もあるエージェントなので、コンサルタント志望の人はぜひ登録しておきたい。

公式サイトはこちら

まとめ:29歳の転職は遅くない!

最後に今回の記事を振り返ろう。

【29歳で転職するメリット】
①未経験でも異業種への転職が可能
②ポテンシャル採用が見込める
③Uターン転職も可能

【29歳で転職するデメリット】
①求人倍率が高い
②実績のない転職活動は困難
③年収が下がる可能性もある

【採用したくなる転職者の特徴】
①その業界と業種に詳しい
②前職で実績を出している
③リーダー性がある

【採用を見送られてしまう転職者の特徴】
①理想のキャリアが描けていない
②転職理由がネガティブ
③ポータブルスキルが欠如している

【転職で気をつけるべきこと】
①【男性】家庭を持ちたいならそれなりの収入が必要
②【女性】家族の了承を得ているか
③【男女共通】転職サイト・転職エージェントを活用するべき

いかがだろうか。

29歳は転職市場価値の高い年齢だ。

また、リーダーシップの素質があれば、将来の管理職・マネジメント職候補としての採用可能性もある。

一方で、未経験職種への転職はラストチャンスといっても過言ではない。

しっかり対策が必要である。

選考対策には、転職のプロであるエージェントを活用しよう。

自分の適性や希望に合う企業へのマッチングも期待できる。

筆者のお勧め転職サービス

1位 ビズリーチ キャリアアップを考えるのであれば、まずは必ず登録すべき転職サイトだ。大手企業の特別求人やベンチャー企業の幹部求人などが多く掲載されており、求人の質が段違いに良い。また、多くのヘッドハンターやキャリアコンサルタントが登録しており、スカウトメッセージが届くこともある。自分の市場価値を知ることに繋がるので、直近での転職を検討していない方も登録すると良い。

2位 アクシスコンサルティング コンサルティングファームに転職したい方には、一番お勧めしている転職エージェントだ。コンサルティングファームへの転職では日本有数の実績を有しており、主要なファームのほとんどと取引している。特に、事業会社に在籍するコンサル未経験者の支援には定評がある。どのファームでどのような選考が行われ、どうすれば合格できるかを熟知しているので、コンサルティングファームへの転職を視野に入れている方は面談に参加すると良いだろう。

3位 リクルートエージェント 日本一の実績を有する転職エージェントである。案件数が多いので、市場の情報を網羅的に収集することができる。また、キャリアコンサルタントへの教育が行き届いているため、どのキャリアコンサルタントが担当になっても、安定して質の高い支援を受けることができる。特に、若手でこれから実績を積んでキャリアアップしたい方は、必ずキャリアコンサルタントとの面談に参加すべきだ。

4位 JACリクルートメント ハイキャリアに特化した転職エージェントであり、年収アップに繋がる転職支援に定評がある。年収が500万円以上の方や、その給与帯を目指したい方は登録すべきだろう。特に、年収1000万円前後の転職では日本有数の実績を有している。まずは、レジュメを登録し、キャリアコンサルタントとの面談に参加してほしい。
また、JACリクルートメントに相談した人へのインタビューは→こちら

5位 パソナキャリア 日本有数のHR企業であるパソナの転職支援サービスだ。丁寧な候補者支援に強みを有しており、候補者の性格や気持ちを理解しながら、ホスピタリティの高い転職支援を行ってくれることだろう。案件数はリクルートエージェントよりやや少ないが、仕事が丁寧で、自分に合った求人を丁寧に紹介してもらうことができる。他のエージェントの面談に参加し、違和感を感じた方には特にお勧めできるエージェントだ。